杉 真理子さん著書「ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる。」 を読んだ。読みながら、ずっと声を出して泣いた。50歳半ばも過ぎて、泣き続けるのは本当に疲れる。 そして、本に書いてあったペットとつながる「虹の光のイメージワーク」をやってみた。 ころちゃんに聞いてみたいことは2つ。
1、いつから体調が悪かったの?お腹とか痛かったでしょ?
2、最後まで自分から撫でて欲しいとは言わなかったよね。どうしてそんなに手が怖かったの?
ころちゃんは、「だんだん足に力が入らなくなったけど痛くはなかったよ。」「人間の手に捕まって真っ暗になって動けなくなったから怖い。」と教えてくれた。
それから
「そうだ!ぽんちゃんは?もしかしてまだあの場所にいる?」と聞くと、
「ぽんちゃん、、、ここにいるけど。。」
「え。そうなの?でも、自分の目で確かめたい。もし、まだあそこにいたら、ころちゃんがお空に帰ったことを伝えたい。まぁ知ってるだろうけど。」
「ふーん。お好きにどうぞ。」
多分、ころちゃんの言う通りなんだろうなと思ったけど、私は、どうしても、ころちゃんと出会った場所に行きたくなった。 ころちゃんを保護するとき、藁をもすがる思いで、 SNSで発信していた。そこで、その場所でTNR活動をしているYさんと出会った。Yさんは、ころちゃんがいる地域の担当で保護猫活動をしていた。ころちゃんの事も私のことも知っていたみたいで、ころちゃんを保護した後も何度かメッセージをやり取りしてた。なので、ころちゃんが亡くなった報告をしたけど反応がない。もう活動は終わったのかもしれない。それから、ころちゃんを保護するとき、協力してくれたNさん。Nさんは親身に協力してくれはしたものの、この辺りの住民と餌やりさんとの間で以前、何かいざこざがあったらしく「もうここには来ないでくださいね。」と釘をさされていた。ずっと、ぽんちゃんが気になっていたけど、「ごめんね。」と思うだけだった。 たまに、ころちゃんに「ぽんちゃん、どうしてるだろうね。元気かな。ごはん、もらえてるかな。」と話かけていた。他にもここには地域猫さんがたくさんいた。だから私は、思うところもあったがいつも、ごはんは多めに持っていき、集まった子、みんなにあげていた。本当は、みんな連れて帰りたかったけど、経済的に「ごめん。」としか言いようがなかった。特にぽんちゃんは、ころちゃんがうちに来た数日後からうちに来るようになった。体はころちゃんより一回り大きい。鼻の下のチョビヒゲ模様が、ころちゃんとそっくりで、「あ!兄弟?」と思った。私が仕事から帰って、ご飯を用意していると、ぽんちゃんは、ころちゃんを「にゃ!」と呼ぶ。ゆうゆうとあらわれる、ころちゃん。呼んでもらったくせに、「お前はあっちいけ!」と言わんばかりに、ぽんちゃんに猫パンチする。初めは二人とも飼う覚悟だった。
少しドキドキしながら、ころちゃんがいつも待っていた場所へ向かう。 懐かしい道。 餌やりをやっている、お家は3件ほど知っていたので、もしかしたらそこに、ぽんちゃんがいるかもしれない。そう思って1件目のお家へ。前は、お家の前にズラッと、キャットフードが入ったお皿がたくさん並んでいた。ぽんちゃんも、顔見知りの猫さんもここで見かけたことがある。 でも、キャットフードのお皿はひとつもなく、猫さんも一匹もいなかった。来た道を引き返そうとすると、アゲハ蝶が嬉しそうに私に付きまとう。 ん?前、ご飯あげた猫さんかな?ぽんちゃん? そんな事を思いながら、小さな神社へ。 ここは人目につかないから、少し距離があるけど、よく、ころちゃんをここまで誘導していた。途中いつも外を自由に出入りしている家猫さんがいるので、ころちゃんはその子がいると神社まで来れず引き返してしまっていた。うまく誘導できたら二人だけの時間がすごく嬉しかった。神社の神様に挨拶をして、いよいよ、ころちゃんがいつもいた塀に向かう。ころちゃんがいつも待っていた塀はなくなり、新しいマンションが建っていた。その手前の保護に協力してくれた、Nさんの家も人が住んでる気配がない。。家の前の草がぼうぼうに伸びてる。ころちゃん達がいつもいた、大きなお家ももう誰も住んでいないみたい。くうちゃんも、みぃちゃんも、チャチャも、いつも、めちゃくちゃうるさかったキジトラも誰もいない。。。 ころちゃんと出会った、アパートあとは綺麗なデザイナーズマンションになっている。 ああ。 みんな、天に帰ったんだね。。 いつ、帰ったの? お疲れ様。 助けてあげられなくて、ごめんね。 次は、あったかいおうちに来るんだよ。
毎日、ころちゃんにご飯をあげに通っている時は、この場所が輝いて見えたのに、まるで違う場所のよう。当たり前だけど、時は流れているんだね。思えば、私は、ころちゃんと会ってからずっと浮かれていたようだ。 2018年の夏の終わり頃から、ずっと、ころちゃんに夢中だった。 生きづらさを感じていた時ころちゃんが現れた。 今、思えば 神様からの贈り物だ。
『ころちゃん、私はこれからどうやって生きれば?』
ころちゃんは「そこまで知らんがな。私は、私の役目を全うしたわ。あなたも頑張りなさい。でも、ありがとね。おかげで楽しかったし、予定よりずいぶん長生きできた。私に会いたい時は、目を閉じればいつでも会えるよ。これからも一緒に成長していこう。目の前の人を大事にしなさい。」
ははは(笑)
ころちゃんの言葉だ。
うん。 これからも一緒だね。
かわいい、ころち。
大好きだよ。
